やっと梅雨明けですね!
それとともにこの猛暑💦

私たち人間と同じように
ペットちゃんたちにもこの暑さはキツイもの

エアコンを上手に利用して
熱中症予防しましょうね。

そして温度管理と同じくらい大切なのが
“水分摂取”

ワンちゃんネコちゃんは、
汗腺があるのは肉球だけなので
人間のように全身から汗をかいて水分を放出したりはしませんが、
代わりに舌を出してハァハァして体温調節しますから
やはり暑いと水分消費は増えるのです。

でも、きょうの話は夏場だけの問題ではなく、
年間通じてのお話。
特に、普段“カリカリ”フードを食べていて
濃い黄色のおしっこをすることが多い
ワンちゃんやネコちゃんの飼い主様に
是非読んで頂きたいお話です。

まず人間の話ですが、
普段成人は平均で
1日2.5リットルくらいの水分を摂取しており
(真夏はもっと多いでしょうね)
そのうち半分程度は食事から摂っているそうです。

そしてもう一度、
ワンちゃん、ネコちゃんたちのことを考えてみましょう。

多くのワンちゃん、ネコちゃんは
ペットフードを食べており、
中でもカリカリのドライフードが圧倒的に多いでしょう。

あの“カリカリ”は
取扱上とても便利ですね。
日持ちもしますし。
その「日持ち」のためにドライフードは
品質を保持するために、水分量は10%以下です。

これは、
味噌汁やスープを飲んだりサラダを食べたりする
私たち人間とは大きく異なりますね。

人間は半分くらいの水分を食事からとっているとすると
カリカリを食べているペットちゃんは
食事量より圧倒的に多い水分を別で摂る必要があるということです。

みなさんの愛犬、愛猫ちゃんたちの
水分摂取量はどうですか?
十分と確信が持てますか?

カリカリフードというものは
犬や猫にとって水分が大切でないからできあがったわけではなく、
利便性のためにあのような形状になっただけであって、
犬にも猫にも水分って本当に大切なんですよ。
これは夏に限ったことではありません。

摂取水分量が少ないと
それに伴って当然、排泄の量がすくなくなり、
余計なものを身体の中にいろいろ溜め込みがちになります。

シュウ酸カルシウム結晶や、ストラバイト結晶などを
発症するワンちゃんネコちゃんの多くは
水分摂取量が少ない傾向にあります。

逆に言えば
水分摂取量を増やすだけで改善されることも多いのです。

でも、皆さんはおそらく
ワンちゃんやネコちゃんが飲みたい時に
いつでも水が飲めるようにと
常にお水をお部屋に置いているはずですね。

『馬を水辺に連れて行くことはできても
馬に水を飲ませることはできない』
というように、
ワンちゃんやネコちゃんが飲もうとしない場合、
どうしたらいいの???

という疑問をお持ちの方も多いでしょう。

そんな時は、
私たち人間が自然にそうしているように
食事から摂ってもらうのが一番自然な本来の姿です。

ペットフードの中から選ぶなら
ウェットフードの方が当然水分摂取量は増えます。

ただ水分があると品質劣化が早くなるため
どうしても保存料を多く必要とするため
添加物が気になる方にとっては悩ましいところですね。

でも、
ドライフードを併用しながらでも
ちょっとした工夫で水分の多い食事にアレンジすることは
そう難しいことではありません。

また「手作り食」を取り入れることも
簡単に水分摂取量を増やす手段のひとつです。

今までドライフードオンリーだった方にとっては、
何をどんなふうにしてあげたらいいのか、、、
何かよくないものをあげて具合が悪くなったりしないか、、、
など不安に思われるかもしれません。


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